未完のルポその1。食人教会

 

と、

(パアーーーーーッ!)と、白い光が教会内を照らした

 

牧師が待ち望んだ、最後の審判の時がやってきた。

彼は、歓喜と、性行為の絶頂に満ちた表情を、

少女を背後から貫いたままの裸の自身の全身を震わせ、

叫んだ。

「おお!イエス様!ハレルヤ!ハレルヤ!!

我々は、貴方をずっと待っていたのです!」

 

ーーー彼は、現れた。

ーーーしかし・・・

茶色の長髪に、いかにもなヒゲを長くたくわえ、

もともとの顔立ちは非常に優しそうな顔である。

が、彼はそれ以外が異様すぎた

身にまとっている白いローブは、

ずたずたに引き裂かれ、

鮮血に染まっていた。

巨大すぎる青銅の十字架を背負っているが、その十字架には、

なにかの肉と骨と内臓の切れ端がへばりついていた

 

彼が待ち望んだ、人物に似た外見的特徴を持った存在、Yは、

憤怒と、後に牧師が形容するしかないような表情で牧師を睨みつけている

彼は、地面に転がっている、無数の少女たちの白骨死体と、

牧師夫妻の食人の儀式のために無惨に引き裂かれた肉塊を確認し、

牧師に質問した

(・・・あなたは、

何故、このようなむごい事をなさるのか?)

 

牧師は答えた

「生きるためには仕方ない事です

みんなやっていることです

聖書にもあるじゃないですか。

&%$&#$%&%#&#$&%&#%&#$・・・」

 

(・・・。)

 

牧師「さあ、我らは貴方をずっと待ち望んでいたのです、

今すぐ私達をお救い下さい。」

牧師は、Yを、非常に安らかな顔で見ながら言った

(・・・)

 

「Y」は、

その顔を、

ダニでも見るかのような目で見た後、

地面にペッと唾を吐き捨て、

背中の十字架を抱え・・・

牧師めがけて振り降ろした

 

ガンッ!!!

 

牧師「うおおおおおおおぉぉぉ・・・!!!」

 

のたうち回る牧師。

しかし、Yの憤怒の表情は、微動だにせず、

ゆっくりと十字架を抱えたまま近づいていく・・・

 

牧師「ひ・・・ひぃぃっ・・・」

 

ガンッ!ガンッ!ベコッ!!パキッ・・・!

クチュ・・・クチュ・・・ックチュ・・・

 

(お望みの最後の審判だ。ずっと待ってたのだろう?)

 

その後、牧師は、魂となって異空間をさまよい・・・

再び転生した

 

牧師「はっ・・・。さっきのは・・・

悪夢だったんだな

そうだよ、そうだよな、

信心深い私が、あのような目に合うはずがない」

牧師「ああ・・・しかし、

喉がかわいた・・・

・・・。

んっ。近くに小川がある。もうのどが渇いて仕方ないから、

そこで川の水でも飲もう

ゴキュッ!ゴキュッ!

・・・!!!!!!!!!」

 

彼は、そこで川の水で反射した自身の顔を見て、

愕然とした

彼は、頭が2つの家畜の牛になっていたのだ

 

通行人「おっ、牛みっけ。

ラッキーだな、みんな!!」

通行人の子どもたち「いぇーい!!今夜はすき焼きだぁー!!!」

 

農業用のカマを持ち、

彼は牧師であるはずの牛に向かって、

遠慮なくカマで切りつけた

 

牧師「ひぃぃぃぃぃぃっ!!!」

通行人「ありゃ、空振った。もう一回。」

牧師「貴方がた!自分が何をしているのかわかっているのですか?」

通行人「あれれ、この牛、しゃべったぞ、」

牧師「そうです、私はれっきとしたにんげ・・・」

通行人「バケモンだろ。

なにしろ、自分たちが生きるためとはいえ、

片手間で光の神に対して祈りながら、教会に通ってた少女たちをレイプして食べちまうなんざ、

人間のすることじゃないね」

牧師「・・・えっ?」

通行人?「死ねっ、化け物」

牧師「ギャッ!」

 

そして牧師が目覚めると、

また同じ光景だった。

通行人と子どもたちが現れ・・・

 

BAD END

 

追伸

え?そんなのどこにあるかですって?

竹ノ塚にありますよ

プロテスタントの。

そこだけだったと思いますけど